土と風と彷徨

回転するこの星のあらゆるものと遭遇し、ココロとカラダで感じたその様々を書き綴る

いつも、ここではないどこかを探してる

子供の頃から不思議に思うことがたくさんあった。自分は誰なんだろう?何で生きるのだろう?もっと、もっと大事なことが他のところにあるんじゃないかと思っていた。

学校の登下校、みちくさが好きでよく遅刻した。タンポポを眺めていたり、雪に体の跡をつけて歩いてそれが家から学校まで続いていたりした。いつもボンヤリとしていてただ時間を垂れ流しにしてしまう、歩いていても商店街や駅の改札で誰かととぶつかりそうになる。ときどきぶつかる。買い物をしてもおつりや買った野菜を良く忘れるし、どういうわけか?人と誰かと呼吸やリズムが合わない。

授業で、興味のあることについて聞かれたとき「人間です。」と答えたらお前は変態だとクラスメイトに笑われた。たぶん今もそう答える。臨時の事務員をしていた時、「君は、ただの良い人間ってだけじゃあだめ、周りの人を蹴落としてでも上を、上を目指せ」と言われたけれど、人に蹴りを入れることなんて出来ないと思った。お金とか役職は要らないから、たくさんの人と喜びを共感したい、甘い考えかもしれないけど他に何も要らない、世界と自分との間に隔たりを感じてその仕事の任期が終わった次の日、家を背負って沖縄に飛んでいった。

いつも、ここではないと感じてる違和感を感じている。生きること、いつかは死ぬこと神秘的で摩訶不思議