土と風と彷徨

回転するこの星のあらゆるものと遭遇し、ココロとカラダで感じたその様々を書き綴る

路上

まぬけは、まけた。 陽の光、雨、風、飢え、渇き、孤独、鬱、言葉、嘘、永くて硬いアスファルトの地面、やわらかい心、あたたかい手、やさしい味のおにぎり、バザールの商売人、おんぼろバス、青空、寄生虫、見えるものすべての幻に。 まぬけは、まけた。そ…

チューニング

人参という名の君に聞く。 猫という名の君に聞く。 人間という名の君に聞く。 ねえ? いま、どんな感じ? いま、どんな感じ? いま、どんな感じ? とぶ、ひろがる、つながる。 いま、それぞれの君とひとつの呼吸をした。

君のタマシイの叫びが聞きたい

誰からも拒絶され、自分からもヒトを拒絶し、固く閉ざされた扉はちっとも動かないままで、この星の切なさと孤独を眺め続けたその目には、ボンヤリと青い空が映る。 ヒトは熱かった。世界は眩しい光の中にあった。 暖かいところへ行こう、君とは何千回も何万…

ちぎれるような笑い

ちぎれるような笑いを見たことがある? ちぎれるように笑ったことがある? ちぎれるような顔が一番似合う動物は、たぶん人間、次はオランウータンとゴリラとチンパンンジー 花はちぎれたように笑うから、花びらは散り散りになるんだろう ちぎれるような顔が…