土と風と彷徨

回転するこの星のあらゆるものと遭遇し、ココロとカラダで感じたその様々を書き綴る

路上

まぬけは、まけた。

陽の光、雨、風、飢え、渇き、孤独、鬱、言葉、嘘、永くて硬いアスファルトの地面、やわらかい心、あたたかい手、やさしい味のおにぎり、バザールの商売人、おんぼろバス、青空、寄生虫、見えるものすべての幻に。

まぬけは、まけた。そして、ほんのちょっとだけゆるした。

じぶんが消えていく、じぶんが透明になっていく

路上にて、また君と会おう。

再见