土と風と彷徨

回転するこの星のあらゆるものと遭遇し、ココロとカラダで感じたその様々を書き綴る

世界はスバラシイに溢れている

すべてがスバラシイと感じるような瞬間。

沖縄、バス停で迎えた初めての朝、生まれ変わったように太陽の光を浴びた。熊本、国道3号線のどこまでも続いていきそうな長い長い道。大飯原発前のデモ、呼び続けた「再稼動反対」のコールと鳴り続けたジャンべやフロアタムが響く中、まったく知らない不思議な人々との不思議な一体感。人魚姫がいる伝説のあるメコン川岸、ひとりで砂浜をぐるぐる回った。

どの瞬間でも空気の一つ一つが粒の形をして、クラブのミラーボールの様に太陽の光を受けて輝いていて、世界がキラキラしている喜びに溢れているそんな時、きっと脳味噌はブッ飛んでいるのだと思う。ある意味トリップで気持ち良い。沖縄の朝で感じたことは谷川俊太郎の本の帯にも同じようなことが書かれていてビビッときた。

旅を始める前は、そんな生きた感覚を感じたことが無かった。それでも目を見開いて、心をオープンにその瞬間を捉えることが少し出来るようになった。

今、この瞬間は世界はスバラシイに溢れているはずだ、しかし、テレビやインターネット、リアルじゃない快楽がたくさん溢れている。